【SQL Server】HAVING の使い方（グループ化の条件）

グループ化して条件を指定するHAVING

SQL Serverでは「HAVING」を使うことができます。「HAVING」は「GROUP BY」でグループ化した結果に条件指定します。

同じく条件指定するものに「WHERE」があります。「WHERE」で条件で抽出したあとにGROUP BYでグループ化します。

それに対して「HAVING」はGROUP BYでグループ化したあとに「HAVING」の条件で抽出します。

--EMPテーブルを取得 
SELECT emp_name1,emp_name2,age FROM emp
WHERE address = '北海道';

--北海道在住で同じ苗字の人が複数いるか？
SELECT emp_name1,COUNT(emp_name1) FROM emp
WHERE address= '北海道' 
GROUP BY emp_name1
HAVING COUNT(*) > 1;

ここでは「北海道に住んでいる人で同じ苗字の人がいるか？」を検索します。

「GROUP BY EMP_NAME1」で苗字でグループ化し、さらに「HAVING COUNT(*) > 1」という条件により、グループ化した「苗字」の件数が1件より大きい、つまり「同じ苗字の人が複数いる苗字」を抽出しました。

--同じ苗字で年齢の合計が100歳以上の苗字を取得
SELECT emp_name1,SUM(age) FROM emp
WHERE address= '北海道' 
GROUP BY emp_name1
HAVING SUM(age) > 100;

EMP_NAME1	SUM(AGE)
佐藤	109

ここでは「GROUP BY emp_name1」で名前（苗字）ごとにグループ化し、「HAVING SUM(age) > 100」で年齢合計が100才以上の苗字の人を抽出しました。

これでHAVINGをつかってグループ化して条件を指定して取得することができました。

以上、SQL Serverでグループ化して条件を指定するHAVINGの使い方でした。