【SQL Server】デタッチでデータベースを引越しする手順

デタッチとは？（データベースを分離する）

SQL Serverでデータベースを引っ越し移動する場合、デタッチを使います。デタッチは整合性のとれた状態でデータベースファイルへ書きだし、データベースを分離します。

そのファイルを移行先のサーバーでアタッチすると使うことができます。一度、デタッチすると、デタッチ側のサーバーではデータベースは使えません。使う場合はアタッチする必要があります。

デタッチは非常に便利なのでぜひ使ってみてください。

例えば、サーバーのリプレイスなどのでデータベースを引っ越し・移行するときに使用します。移行前のサーバーでデタッチしてサーバーからファイルを分離し、移行後のサーバーでアタッチするという手順です。

SQL Serverには似た機能にインポート・エクスポート（バックアップ・復元）がありますが、あれは論理バックアップなので不完全です。

デタッチ・アタッチは物理バックアップなので整合性のとれた完全なバックアップです。

特に、データベース移行などの重要な局面では、インポート・エクスポート（バックアップ・復元）ではなく、アタッチ・デタッチを使います。

また、デタッチ・アタッチの方が短時間で手間もかからないためバックアップとしても便利です。

ここではManagement Studioを使ったデタッチの手順を解説します。

１．Microsoft SQL Server Management Studioを起動し、分離したデータベースを選択して右クリックして「タスク」→「デタッチ」をクリックします。

2. 分離するデータベースを確認して、OKボタンを押します。

3.　Management Studioのデータベースにデタッチしたデータベースが表示されていないことを確認して完了です。これでサーバーからデータベースが分離されました。

4. ここまでで該当のデータベースは整合性がとれた状態でファイルに出力されました。データベースの本体である物理ファイルのパスを確認します。

以上、SQL Serverでデータベースを分離するデタッチの手順でした。