Microsoftのデータベース「SQL Server」を無料で使用する方法をいくつか紹介します。
SQL Server 2017の無料エディション
SQL Serverには複数のエディションがあります。無料のエディション、有償のエディションなど様々です。
SQL Serverのどのエディションが有償・無償なのか?わかりにくいのでまとめてみました。今回は現在最新のSQL ServerであるSQL Server 2017で解説します。
→https://www.microsoft.com/ja-jp/sql-server/sql-server-2017
SQL Server 2017のエディション
SQL Server 2017には5つのエディションがあります。
- Enterprise
- Standard
- Web
- Developer
- Express
これらの違いの詳細はこちらを参照してください。
参照→SQL Server 2017のエディションを解説します
エディション別の価格
エディション | 用途 | 価格 |
Enterprise | 大規模システム | 有償 |
Standard | 小・中規模システム | 有償 |
Web | WEBシステム | 有償 |
Developer | 開発用、学習用 | 無料 |
Express | 小規模システム | 無料 |
SQL Server 2017で無料のエディションは「Developer」と「Express」です。
価格の詳細はこちらを参照してください。
無料のエディション「Developer」「Express」
無料のSQL Serverのエディションは「Developer」と「Express」でした。
「SQL Server Developer」は開発用、学習用、テスト用という制限があります。なので開発用、学習用、テスト用であれば無料で使うことができます。本番環境では使えません。
「SQL Server Express」は小規模システム用です。10GBという制約があるため、データ量の少ない小規模システムでしか使えません。
何の制約もないのが、有償版である「Enterprise」、「Standard」「WEB」エディションです。これらは有償ですが、180日間無料で使用することができます。
SQL Server 2017を無料で使う(ケース別まとめ)
以上をまとめます。SQL Serverを無料で使うにはこのようになります。
- 本番で使う(10GB以内) →無料「Express」
- 本番で使う(10GB以上) →無料では使えない
- 開発・テスト・学習用で使う →無料「Developer」
- 評価で使う(180日以内) →無料「Enterprise」「Standard」「WEB」「Developer」
本番環境
本番環境でSQL Serverを無料で使用するには、「Express」のみです。
ですが10GB以内で小規模システム限定となるため、多くの本番環境のシステムではSQL Serverは無料では使えないという結論です。
テスト環境・開発環境
開発・テスト・学習用では無料で使用できます。
客先と同じ環境を用意したり、テスト的に試す場合など、開発者にとってSQL Serverはありがたいライセンスになっています。
評価
評価する場合は無料になります。約半年間、どのエディションでも無料で使えます。
ザックリいうと、小規模・個人・開発者は無料です。ある程度の規模の企業になると有料ですよ。というのがSQL Serverの料金体系でした。
以上、SQL Serverを無料で使用する方法をいくつか紹介しました。
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