Oracleのログには代表的な2つのログ、アラートログとリスナーログがあります。
アラートログ(alert.log)
アラートログ(alert.log)はエラー情報、起動・停止、ログスイッチなどのログが残っています。
アラートログは障害発生時に真っ先にチェックすべきとても重要なログです。
アラートログの場所(パス)
- ファイル名: alertxxx.log (xxx:SID)
- ディレクトリ: 初期化パラメータファイルのBACKGROUND_DUMP_DESTに指定されています。
リスナーログ(listener.log)
リスナーへのアクセス情報が残っています。接続したクライアント端末名・接続先サーバー・時刻がわかります。
Oracle10gまでのリスナーログはオラクルホームのnetworkフォルダの中にあります。Oracle11g以降はdiagの中に変更されました。
リスナーログの場所(パス)
- ファイル名: listener.log
- ディレクトリ(Oracle10gまで): $ORACLE_HOME\network\log
- ディレクトリ(Oracle11g以降): $ORACLE_BASE\diag\tnslsnr\<ホスト>\<リスナー>\trace\listener.log
リスナーログは「listener.log」ですが、XML形式の「log.xml」もあります。「log.xml」は「listener.log」と同じ場所にあります。
Oracleのログには他にトレースログがありますが初心者が使うログではないのでここでは割愛します。障害発生時にOracleサポートへ連絡すると、よくトレースログファイルを送ってくれといわれます。
以上、Oracleの2種類のログ、アラートログ(alert.log)とリスナーログ(listener.log)についてでした。
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