Oracleのtnsnames.oraについて。
この記事の内容はコチラです
- tnsnames.oraの意味を理解する
- データベース接続先を指定する
今回は、Oracleのtnsnames.oraについて紹介します!
Oracleサーバーへの接続設定ファイル tnsnames.ora
tnsnames.oraとは?
OracleクライアントからOracleサーバーへ接続する場合、Oracleクライアントに接続設定が必要となります。
接続の設定は「Net Configuration Assistant」からウィザード形式で設定できますが、これは結局は「tnsnames.ora」というファイルを作成するツールです。
なので直接「tnsnames.ora」をメモ帳などのテキストエディタで編集した方が簡単です。tnsnames.oraは「%ORACLE_HOME%networkadmin」にあります。中を確認します。
tnsnames.oraの中身
--tnsnames.ora {接続文字列} = (DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = {ホスト名 or IPアドレス})(PORT = 1521)) ) (CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = {サービス名}) ) )
--tnsnames.oraの例 TESTDB = (DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = eigyou)(PORT = 1521)) ) (CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = orcl) ) )
接続文字列
まず最初に接続設定自体に名前をつけます。この名前を使ってクライントはサーバーへ接続します。今回は「TESTDB」にします。
HOST
HOSTは接続先のホスト名です。今回はeigyouサーバーに接続するので「eigyou」とします。ホスト名は「HOST = 192.168.1.1」のようにアドレスでも構いません。
SERVICE_NAME
SERVICE_NAMEはOracleサーバーの「グローバルデータベース名」を指定します。ここではorclとしています。
グローバルデータベース名については下記を参照してください。
接続設定名、接続ホスト名、グローバルデータベース名の3つを記述したら、これでtnsnamaes.oraの接続設定は終了です。
SQL Plusやその他クライアントツールでデータベースへ接続できるか確認してみましょう。
クライアントからOracleサーバーへ接続する際に使用するのは、tnsnamaes.oraの接続文字列です。
参照:tnsnames.oraファイル内のローカル・ネーミング・パラメータ
以上、OracleクライアントからOracleサーバーへ接続する場合のtnsnames.oraの設定方法でした。
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