Oracleのユーザーを作成するCREATE USER
CREATE USER 構文
Oracleのユーザーを作成するには、CREATE USERコマンドを使用します。
-- Oracleのユーザーを作成する CREATE USER {ユーザー} IDENTIFIED BY {パスワード} DEFAULT TABLESPACE {表領域} TEMPORARY TABLESPACE {一時表領域} QUOTA UNLIMITED ON {表領域} PROFILE {プロファイル};
IDENTIFIED BY
IDENTIFIED BYでパスワードを指定します。
DEFAULT TABLESPACE
DEFAULT TABLESPACEでユーザーが使用する表領域を指定します。
TEMPORARY TABLESPACE
TEMPORARY TABLESPACEでユーザーが使用する一時表領域を指定します。
QUOTA
QUOTAはユーザーに表領域を割り当てサイズ(容量)制限をする場合に使用します。
制限する場合は、QUOTA 100M ON {表領域}とします。ここでは100Mとしていますが、任意のサイズ制限をかけてください。
サイズ制限しない場合は、QUOTA UNLIMITED ON {表領域}とします。
PROFILE
プロファイルを指定しない場合は、PROFILE DEFAULTとします。記述せずに省略してもPROFILE DEFAULTとなります。
CREATE USERの使い方
例1. ユーザー作成の通常パターン
-- SATOUユーザーを作成する -- 表領域TABSP1に対して無制限 CREATE USER satou IDENTIFIED BY pass DEFAULT TABLESPACE tabsp1 TEMPORARY TABLESPACE temp QUOTA UNLIMITED ON tabsp1;
この例ではユーザー「satou」を作成しました。「パスワード:pass、表領域:tabsp1、一時表領域:temp、容量制限:なし」 で作成しました。
例2. 表領域を2つ以上割り当てるパターン
-- SATOUユーザーを作成する -- 表領域TABSP1、TABSP2に対して無制限 CREATE USER satou IDENTIFIED BY pass DEFAULT TABLESPACE tabsp1 TEMPORARY TABLESPACE temp QUOTA UNLIMITED ON tabsp1 QUOTA UNLIMITED ON tabsp2;
表領域を1つではなく複数使用したい場合は、QUOTAを複数記述します。この例ではユーザー「satou」のデフォルト表領域は「tabsp1」ですが、「tabsp1」だけでなく「tabsp2」にも割り当てています。
これでユーザー「satou」は「tabsp2」も使用可能となります。
例3. ユーザーとパスワードだけのパターン
-- SATOUユーザーを作成する CREATE USER satou IDENTIFIED BY pass;
このように各オプションを省略して記述することもできます。省略するとそれぞれのオプションはデフォルト値となります。
以上、Oracleユーザーを作成するCREATE USERでした。
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