Oracleの初歩の初歩をやってみます。
Oracleサーバー上でOracleデータベースへ接続して、シャットダウン(Shutdown)やデータベースの起動(Startup)をしてみます。
Oracle環境がある人は実際にコマンドを叩いてみましょう。Oracleへの接続は専用ソフト「SQL Plus」を使います。
参照:SQL*PlusからOracle Databaseへの接続
1. Oracleサーバーへ接続する
まずはOracleサーバー上でコマンドプロンプトを起動して、下記コマンドをうちます。
-- sysdba権限でsqlplusに接続する(ユーザー/パスワードなし) sqlplus / as sysdba
このコマンドはsqlplusをSYSBA権限で利用するという意味です。DBA管理者がよく使用するSYSDBA権限ですね。
SYSDBA権限とは何でもできるシステム権限です。Oracleの起動・停止もSYSDBA権限で行います。
「/」は通常、ユーザー/パスワードを指定します。
-- sysdba権限でsqlplusに接続する(ユーザー/パスワードあり) sqlplus user1/pass1 as sysdba
このコマンドはユーザーを「user1」、パスワードを「pass1」でsqlplusを使ってOracleに接続するという意味です。
でも先ほどは「/」として、ユーザー/パスワードを省略しました。省略した場合はOS認証となります。OSのログオン情報でログオンできます。楽なので結構使えます。ユーザー・パスワードって入力するのはちょっと面倒ですからね。
これでOracleへ接続できました。
2. Oracleサーバーを停止する(Shutdown)
では、Oracleサーバーを停止してみます。停止するのは「shutdown」コマンドです。「immediate」というのはシャットダウンを強制的に行うオプションです。
-- Oracleをシャットダウンする shutdown immediate
これでOracleサーバーは停止(shutdown)されました。
3. Oracleサーバーを起動する(Startup)
現在Oracleは停止した状態です。次にOracleを起動してみます。起動は「startup」コマンドです。
-- Oracleを起動する startup
これでめでたくOracleを起動(Startup)できました。
Oracleサーバーへの接続をsqlplusから行い、シャットダウン(Shutdown)から起動(Startup)までを行ってみました。
Oracleを管理するDBAとして、起動・シャットダウンは基本中の基本なので、これらのコマンドは覚えておくとよいです。
以上、Oracleに接続して、シャットダウン(Shutdown)・起動(Startup)の手順でした。
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