Oarcleはインストールするといくつかのサービスが登録されます。今回はOracleのサービスについて解説します。
Oracleの3つのサービス
Oracleには3つの代表的なサービスがあります。
- 「OracleService」・・・Oracleのサービス
- 「TNSListener」・・・クライアント接続用のサービス
- 「OracleDBConsole」・・・Enterprise Manager用のサービス
これらのサービスは「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」から確認することができます。
OracleService*** (※***はSID)
OracleServiceは文字通りOracleのサービスエンジンです。
Oracle***TNSListener (※***はホスト名)
TNSListenerはクライアントから要求をうけるサービスです。TNSListenerサービスが起動していないとクライアントから接続できません。
OracleDBConsole*** (※***はSID)
OracleDBConsoleはEnterprise Managerを使用するためのサービスです。EMを使う方は必須です。(※EMはコマンドを使わなくてもブラウザからOracleの操作ができるツールです)
Oracleのサービスの活用方法
これらのサービスはどのような時に使用するのでしょうか?
例えば、問題発生時に確認することが多いです。
Oracleサーバーにつながらないケース
「Oracleにつながらない」というケースがまれに起こります。
その場合、真っ先に「OracleService」、「TNSListener」の2つのサービスが起動しているかを確認します。
「OracleService」はOracle本体であり、「TNSListener」はクライアントを受け付けるサービスだからです。2つともあやしいです。
起動していない場合はサービスを起動させます。
Enterprise Managerにつながらないケース
では「Enterprise Managerにつながらない」ケースであれば?
もうおわかりと思いますが、「OracleDBConsole」が起動しているかを確認します。「OracleDBConsole」はEnterprise Managerのサービスだからです。
起動していない場合はサービスを起動させます。
Oracleサービスのまとめ
「Oracleにつながらない」という問題は、「サービスが起動しているか?」を最初に疑います。その際にそれぞれのOracleのサービスの意味を理解していると原因を解明しやすいですね。
以上、Oracleの3つのサービス、OracleService、TNSListener、OracleDBConsole の解説でした。
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