Oracleデータベースへ接続して、SQLコマンドをうったり、逆にコマンドをうたなくてもマウスのクリックでできてしまうような便利なSQL開発ツールがあります。
今回はOracleのSQL開発ツールを見ていきましょう!
SQL Plus
SQL PlusはOracle標準で提供されるクライアントツールです。
DBAとしてはこのSQL Plusがあれば一通りのことは可能です。コマンドベースなのでWindowsユーザーには少し優しくないかもです。
DB管理はできても、データ編集は厳しい面があります。視覚的に見やすくはないですからね。
データベース管理者などのDBAは使いやすいですが、プログラマーにはちょっと使い辛い面があります。コマンド打つのが好きな人はいいですけど。
CSE Common SQL Environment
いわゆるCSEです。
Oracle以外のデータベースにも使えるフリーで万能なツールです。Oracleを使うにあたって必要なものはほとんど満たされています。
ただし、開発がストップしているのとデータ表示に非常に時間がかかる難点があります。これが改善されれば最強のソフトなのですが・・・。
A5:SQL MK-2
A5:SQL MK-2はOracleだけでなく多くのデータベースに対応しています。もちろんフリーソフトです。
機能も豊富で、ほとんど何でもできるといっても過言ではないです。PL/SQLのデバッグもできます。完成度が高いソフトです。
頻繁にアップデートされており、開発者の方に要望を出すと機能追加してくれる場合も多いです。今の時代のアプリって感じですね。
SI Object Browser
SI Object Browserは有償です。ダウンロード版で43,000円、パッケージ版で46,500円と非常に高価なツールです。
会社で提供してくれない場合は使えませんね。有償ソフトだけあってほとんど何でもできます。おおまかな使い方はCSEと似ています。
結局、どれがベストなのか?
他にもいくつかありますが、CSEかA5:SQL MK-2があれば事足りてしまいます。
コスト面で許せればSI Object Browserがいいのですがなかなか難しい。
なのでオススメはCSEとA5:SQL MK-2を併用する方法です。普段はA5:SQL MK-2を使用し、データ編集だけはCSEを使います。SQL Plusはサーバーの設定変更で使います。
- SQL Plusはサーバーの設定変更で使う(DBA系)
- データ編集はCSEを使う(開発系)
- 上記以外はA5:SQL MK-2を使う(開発系)
これが私がOracleを使う際にとっている方法です。使いやすさは個人で違うと思うので、自分なりのクライアントツールの使い方をみつけて賢くつかっていきたいですね。
コメント
こんにちは。
一つお聞きしたいことがあるので、コメントします。
43,000円と言う価格は、1ユーザー当たりの価格ですか?
そうすると非常に高いであると思いますが、国内では多分が一番流行っているはずですね。
では、よろしくお願いいたします。
SI Object Browserのクライアントライセンスの数え方はユーザー単位のようです。
1台の端末を3人で共有利用する場合、3ライセンス必要ですね。
つまり、129,000円です・・・。
開発ツールにSQL Developerも入れてあげてください。
Oracle純正ですし、Oracleのホームページから無料でダウンロードできます。
A5:SQL MK-2も確かに非常に良いツールですが、
SQL DeveloperはA5:SQL MK-2よりもグリッド表示が速くて
数十万件以上あるデータを検索する時は便利です。
PL/SQLのデバッグ実行もできます。
ご指摘ありがとうございます。
SQL Developerを使いこんでいた時期もあったので、
いずれ追加します。(時間がかかるかもしれません)
今は、A5:SQL MK-2でなぜかPL/SQLがデバッグできない場合にDeveloperを使っています。