Oracle SQL*Plusとは
Oracleのクライアントツール「SQL*Plus」の簡単な使い方を説明します。
SQL*PlusはOracleが提供しているSQLを操作できるクライアントツールです。DBAがOracleを管理する際に使ったり、開発者が使うこともできる万能ツールです。
現在はフリーでも使いやすいDBツールは出ていますが、それでも本家Oracleが提供するSQL*Plusは基本中の基本です。
ここでは「SQL*Plus」の使い方を解説します。
SQL*Plusの使い方
SQL Plusで接続する
ではさっそくSQL*Plusを使ってみます。まずはコマンドプロンプトを起動します。
コマンドプロンプトにsqlplusコマンドを入力します。
--sqlplusへ接続する sqlplus {ユーザー}/{パスワード}@{接続文字列}
ユーザー・パスワード・接続文字列を指定してsqlplusを起動します。接続文字列は「tnsnames.ora」に設定された名称です。
tnsnames.oraについてはこちらを参照してください。
→Oracleデータベースへの接続先を指定するtnsnames.ora
SQL Plusで接続する例
--sqlplusへ接続する sqlplus user1/pass1@orcl --sqlplusへSYSDBAで接続する sqlplus / as sysdba
上の例ではユーザー:user1、パスワード:pass1、接続文字列:orcl で、sqlplusへ接続しました。
2つ目の例ではSYSDBA権限で接続します。この場合、ユーザー・パスワードは無視しています。
DBAがOracleの管理をするためには、SYSDBA権限を持っていないとできないことが多いので、このSYSDBA権限での接続をよく使用します。
今回はsysdbaとして接続しました。
Oracleデータベースへ接続すると、接続先サーバーのバージョンや64ビットなどが表示されます。
SQL Plusを使うと、カーソルの行の頭に「SQL>」と表示されます。
SQL Plusの使い方
SQL Plusはエンターキーをおしても改行されるだけで実行されません。SQLの最後には必ず「;」(セミコロン)が必要です。(/(スラッシュ)も可)
SQL Plusを終了するには「EXIT」コマンドで終了します。
そのほかにも、SQL Plusは独自のコマンドが多数あります。SQL Plusのコマンドを知りたい方はOracleのコマンドを確認してみてください。
SQL PlusはOracleの詳細なユーザーズ・ガイドおよびリファレンスページもあります。あわせてこちらも参照ください。
以上、Oracleの SQL*Plusの簡単な使い方の説明でした。
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