Oracle12cのライセンスついて
Oracle12cのライセンスと料金についてまとめます。
まずはライセンスから。
Oracle12cには2つのライセンスがあります。他にもありますが、ここでは代表的な2つのライセンスだけをとりあげます。
- Processorライセンス
- Named User Plusライセンス
Processorライセンス
Processorライセンスは「Processor」という名前のとおり、サーバーのCPUの数によってライセンス数が決定されます。
「CPUの数」の計算が少し厄介です。
具体的にいうと、「CPUの数」は「プロセッサのコアの総数」に「コア係数」を乗じて決定されます。(端数は全て切り上げ)
「コア係数」とはOracle Processor Core Factor Tableに記載されているプロセッサのコアの係数のことです。コア係数は下記を参照してください。
参照:https://www.oracle.com/technetwork/jp/ondemand/database/db-new/oracle-license-abc-2704758-ja.pdf
Processorライセンスは利用ユーザーの多い大規模システム用のライセンスです。
Named User Plusライセンス
Named User Plusライセンスは簡単にいうとユーザー数に応じてライセンス数が決められます。10人が利用するシステムであれば、10ライセンス必要です。
小規模用システムのライセンスです。
Oracle12cのライセンス料金について
では次にライセンスの料金についてまとめてみます。
こちらは2017年12月時点でのデータです。最新版はWEBサイトから確認してください。
本家Oracleのサイトにも掲載されています。
参照:http://www.oracle.com/jp/corporate/pricing/price/index.html
Named User Plus | ProcessorLicense | |||
ライセンス | サポート | ライセンス | サポート | |
Standard Edition 2 | 42,000 | 9,240 | 2,100,000 | 462,000 |
Enterprise Edition | 114,000 | 25,080 | 5,700,000 | 1,254,000 |
Personal Edition | 55,200 | 12,144 | – | – |
Oracleの廉価版がSE1廃止でSE2に変更されたため、SE1を使用していた会社はかなりのコストアップになってしまいました。プロセッサーライセンスになるとSE2はSE1の倍近い価格になってしまいましたね。
以上、Oracle12cのライセンスと料金についてまとめでした。
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