Oracle11gのエディション
Oracle11gのエディションは3つあります。
- Standard Edition One
- Standard Edition
- Enterprise Edition
この3つのエディションの違いは何でしょうか?(その他開発用に、Express EditionとPersonal Editionというのもあります)
参照:Oracle Databaseライセンス情報 11gリリース2 (11.2)
Standard Edition One
ざっくりいうとStandard Edition Oneがいわゆるノーマルな通常版です。Standard Editionが通常版のように思いがちですが違います。Standard Edition Oneが通常版です。SEOneですね。
Standard Edition
Standard EditionはStandard Edition OneにRAC(Real Application Clusters)対応したエディションです。クラスタ対応したエディションがStandard Editionですね。
Enterprise Edition
Enterprise EditionはOracleの全機能に対応した最上位のエディションです。レスポンスがシビアな大規模システムで使われます。
Oracle11gのライセンス料金
Oracleのライセンス料金はもちろんエディションによって異なります。
プロセッサーライセンス
- Standard Edition One・・630,400円
- Standard Edition・・1,902,200円
- Enterprise Edition・・5,163,000円
Enterprise Editionの500万は大企業でしか無理な価格ですね。
Oracleのどのエディションがベストか?
ではこれらOracleのエディション、どれにしたらいいのか?という事になりますが、通常はStandard Edition Oneで充分だと考えます。例えば、データサイズが数テラで利用者数が数百人程度であればStandard Edition Oneで充分です。中小企業で使用する場合や大企業の部門システムなどですね。
冗長化のため、クラスタ環境が必要であれば、Standard Editionを選択します。あとは、システム要件により絶対に外せない要件がある場合、その要件がEnterprise Editionでしか満たせない場合に限りEnterprise Editionを選択します。
- 絶対外せない要件がEnterprise Editionにしかない→Enterprise Editionを選択
- クラスタ必須→Standard Edition
- 上記以外→Standard Edition One
以上、Oracleのエディションの解説とざっくりとした選定方法でした。
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