Oracleのパスワード有効期限
Oracleのパスワードには有効期限がありますが、このパスワード有効期限を無期限にすることができます。
Oracle 12cのパスワードポリシー
そもそもOracle 12cのパスワードポリシーはこのようになっております。
- パスワードは180日で期限切れとなる
- パスワードの期限切れの7日後にユーザーがロックされる
- 10回ログインに失敗すると、ユーザーが1日ロックされる
ますます厳しくなっていくセキュリティですが、パスワードは180日で切れてしまいます。Oracle 11gから厳しくなりました。半年たつとそのユーザーはパスワードを変更しないと使えなくなってしまいます。
参照:ユーザー・パスワードの期限切れ – Oracle Database 2日でデータベース管理者
セキュリティ的にはもちろん好ましい仕様なのですが、実際使う立場だと何とも・・・。
あまりよろしくはないですが、パスワードの有効期限を無期限に変更してみます。
パスワード有効期限を確認する
まずはパスワードの有効期限がどうなっているか確認します。sysdbaでsqlplusへログインします。コマンドプロンプトで実施します。
--sysdbaとしてsqlplusへ接続 sqlplus / as sysdba
Oracleに接続できたら、パスワードの有効期限を確認します。
--パスワードの有効期限を確認 SELECT * FROM DBA_PROFILES WHERE RESOURCE_NAME = 'PASSWORD_LIFE_TIME';
PROFILE | RESOURCE_NAME | RESOURCE LIMIT | COM |
DEFAULT | PASSWORD_LIFE_TIME | 180 | NO |
「RESOURCE_LIMIT」をみると「180」となっています。有効期限が180日になっていることが確認できました。
パスワードの有効期限を変更するには、該当のユーザーが使用しているプロファイルを変更します。
今回はプロファイルが「DFAULT」のみなので、この「DFAULT」プロファイルを変更します。
パスワード有効期限を無期限に変更する
次にパスワードの有効期限を無期限にします。
sysdbaでログインしたままで、「DFAULT」プロファイルのパスワード有効期限を無期限に変更します。
--パスワードの有効期限を無期限にする ALTER PROFILE DEFAULT LIMIT PASSWORD_LIFE_TIME UNLIMITED; --パスワードの有効期限を500日にする ALTER PROFILE DEFAULT LIMIT PASSWORD_LIFE_TIME 500;
Oracleのパスワード有効期限を無期限にするには「unlimited」にすればよいです。
日数を設定するには日数を数字で指定します。今回は「500」として有効期限を500日間としました。
これでOracleパスワードの有効期限を無期限にできました。
以上、Oracleのパスワード有効期限を無期限にする手順でした。
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